ワタミの介護「レストヴィラ東大和」でノロウイルスの集団食中毒
ワタミ関連施設の老人ホームで、ノロウイルスによる集団食中毒が発生し、うち1人が死亡していたことが分かりました。
東京都が2月19日に発表した内容によると、「ワタミの介護」が運営する東京都東大和市の有料老人ホーム「レストヴィラ東大和」で、入居者16人が下痢や嘔吐の症状を訴えるなど、ノロウイルスによる集団食中毒が発生したということです。
うち1人の男性(84)については、2月15日午前5時半ころに心肺停止の状態で見つかり、まもなく死亡が確認されました。男性の死因は、吐しゃ物を気管に詰まらせたことによる窒息死。
発表によると、ノロウイルスの感染症状が発症したのは2月12日夜~13日午後にかけてだということで、16人はいずれもレストヴィラ東大和が2月10日~12日に提供した給食を食べていたといいます。
症状がみられたのは76歳~95歳の男女16人で、その他にも別の入居者および従業員ら13人に2次感染の疑いがあるとみられています。
調理担当者や入居者からノロウイルスが検出されたことなどから、東京都は給食が原因とする食中毒であると断定。ワタミの介護に対して、レストヴィラ東大和で2月19日から3日間にわたり給食を出さないよう命じました。
なお、亡くなった男性以外の感染者については、いずれも快方に向かっているとのこと。
(ニュース速報Japan)
給食従事者の手指の消毒が効果的におこなわれていれば、おこりえなかった可能性が考えられます。
アルコール系の消毒剤を使用してきっちり消毒をおこなっているが、アルコールではノロウイルスの消毒効果が見込めないために起こった可能性も考えられます。
ノロウイルスにはアルコールは効きません。
ノロウイルスに対してしっかり消毒のできる消毒剤を使って、手指の消毒を習慣化することが重要です。