千葉県鎌ケ谷市の病院で、入院患者と職員合わせて70人余りが下痢などの症状を訴え、県は、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団感染として、病院に対し、消毒などの予防策を徹底するよう指導しました。
千葉県によりますと、10日、鎌ケ谷市にある病院から、下痢やおう吐などの症状を訴える患者が相次いでいると、保健所に連絡がありました。
千葉県が調べたところ、9日から11日にかけて、入院患者69人と職員2人の合わせて71人が同じような症状を訴え、このうち9人からノロウイルスが検出されたということです。
これまでのところ重篤な症状の人はおらず、いずれも快方に向かっているということです。
千葉県は、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団感染として、感染経路を調べるとともに、病院に対し、消毒や手洗いといった予防策を徹底するよう指導しました。
千葉県内での感染性胃腸炎の集団感染はこれで今年度200件に達し、昨年度1年間の157件をすでに大きく上回っていて、県は、予防策を徹底するとともに、症状が出た場合には早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。
首都圏NHK NEWS WEB 2016/12/12