東京・千代田区の弁当店が作った弁当を食べた男女44人が下痢や発熱などの症状を訴え、患者と従業員からノロウイルスが検出されたことから、千代田区は、ノロウイルスによる食中毒と断定し、この店を28日から3日間の営業停止としました。
営業停止の処分を受けたのは、東京・千代田区の「ほっともっと神田錦町店」です。
千代田区などによりますと、今月17日から4日間、横浜市で開かれたスポーツ大会で提供された弁当を食べた20代から60代の男女44人が、その日の夜以降、相次いで下痢やおう吐、発熱などの症状を訴えたということです。
横浜市からの連絡を受けた千代田区が調べたところ、複数の患者と店の従業員からノロウイルスが検出されたということです。
千代田区では、患者全員に共通する食事は弁当以外になかったことなどから、ノロウイルスの食中毒と断定し、この店を28日から3日間の営業停止処分としました。
患者のうち、45歳の女性が一時入院しましたが、すでに退院しており、いずれの患者も快方に向かっているということです。
東京都によりますと、冬場はノロウィルスの食中毒が増えるため、食事や調理の前の入念な手洗いや、加熱調理の徹底など、注意を呼びかけています。
NHK NEWS WEB 2016/11/29