富谷市内の小学校で、児童70人あまりがおう吐の症状を訴え、2人からノロウイルスが検出されました。
県は、集団感染の可能性が高いとみて、食事前の手洗いなど予防を徹底するよう呼びかけています。
宮城県によりますと、11月18日、富谷市内の小学校で児童18人がおう吐の症状を訴え、その後も同じ症状を訴える児童などが相次ぎました。
保健所が調べたところ、1日までに児童73人と職員1人のあわせて74人が症状を訴えたということです。
また、症状を訴えた2人からノロウイルスが検出され、宮城県は集団感染の可能性が高いとみて、調べています。
宮城県内ではノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の流行が拡大し、11月28日までの1週間に感染性胃腸炎の症状を訴えて医療機関で診察を受けた患者は、1932人に上っています。
宮城県は引き続き、食事の前やトイレの後には石けんと水でよく手を洗うことや、食品は十分に洗ってよく加熱すること、そして、症状が出た場合には、消毒を徹底し、気になる症状がある場合は早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。
NHK NEWS WEB 2016/12/2