保育所などでノロウイルス集団感染相次ぐ 184人 茨城県

茨城県内にある認定こども園や保育園3か所で、園児や職員およそ180人がおう吐や下痢などの症状を訴え、茨城県などはノロウイルスによる集団感染と見て調べるとともに、食事の前などに手洗いを徹底するよう呼びかけています。

茨城県によりますと、水戸市の認定こども園で、今月8日から16日までに、園児と職員合わせて80人がおう吐や下痢などの症状を訴えました。
また、鉾田市の保育園では、今月11日から16日までに園児と職員合わせて58人が、さらに取手市の認定こども園でも今月2日から16日までに、園児と職員合わせて46人が相次いでおう吐や下痢などの症状を訴えました。

患者は合わせて184人に上り、いずれも症状は軽く、全員が快方に向かっているということです。
県などが調べたところ、症状を訴えた園児や職員からノロウイルスが検出されたことから、集団感染と見て感染経路などを調べています。

茨城県内では、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の患者の報告が、去年を上回るペースで増えていることから、県は、帰宅時や食事の前、それにトイレの後などの手洗いを徹底するよう呼びかけています。

NHK WEB NEWS 2016/11/17

ノロウイルスの効果的な消毒方法とは