東京都は20日、イタリアの高級ブランド「ブルガリ」の日本法人が運営する中央区銀座のレストラン「イル・リストランテ ルカ・ファンティン」で集団食中毒が発生したと発表した。
パーティーに参加した男女49人が下痢や嘔吐(おうと)などを発症。重症者はいなかったが、複数の患者や調理担当者からノロウイルスが検出された。
都によると、食中毒は11日の立食パーティーで発生。138人が参加し、患者は12~13日に発症した。魚介と野菜の串焼きなどが提供されたが、中央区保健所の調査では食品からウイルスは出なかった。
中央区はこの店を20日から3日間の営業停止処分とした。店は16日から営業を自粛。この店は2010年3月にもノロウイルスによる食中毒を起こしている。
時事通信 2016/12/20