保育園児らノロ集団感染か 121人 大阪府豊中市

先月から今月にかけて、豊中市の保育所の園児ら、およそ120人が、おう吐や下痢などの症状を相次いで訴え、豊中市はノロウイルスによる集団感染とみて、施設の消毒などを指導しました。
豊中市によりますと、10月17日から11月28日にかけて、市内の保育所の0歳から6歳までの園児104人と、職員ら17人のあわせて121人が、おう吐や下痢などの症状を訴えたということです。
入院した人はおらず、いずれも快方に向かっているということです。
保健所が調査したところ、症状を訴えた人のうち、4人からノロウイルスが検出されたことから、豊中市はノロウイルスによる集団感染とみて、施設の消毒などを行うよう指導するとともに、詳しい感染経路を調べています。
ノロウイルスの集団感染は、今月に入って相次いでいて、同じ豊中市の認定こども園や、泉大津市の小学校などでも確認されています。
ノロウイルスは、感染力が非常に強く、子どもやお年寄りは重症化しやすい傾向があることから、豊中市は、食事の前やトイレの後、赤ちゃんのおむつ替えの後などには、せっけんを使って手をしっかり洗うよう呼びかけています。

NHK NEWS WEB 2016/11/28

ノロウイルスの効果的な消毒方法とは