ノロウイルス患者数、昨季ピークの倍 2012年流行に迫る

感染力が強く、下痢や嘔吐(おうと)をもたらすノロウイルスの猛威が続いている。国立感染症研究所が20日に発表した直近1週間(12月5~11日)の1医療機関あたりの患者報告数は19・45人で、昨季ピーク時のほぼ2倍に達した。大流行した2012年のピーク時(19・62人)に迫る水準となっている。今季のウイルスは近年流行していなかったタイプで、免疫のない子どもがかかりやすく、小学校や幼稚園、保育所などで集団感染が相次いでいる。専門家は予防と感染拡大防止のため、こまめな手洗いと嘔吐(おうと)物の適切な処理を呼びかけている。

朝日新聞デジタル 2016/12/20

ノロウイルスの効果的な予防・対策・消毒方法とは