特徴
ジェスパ誕生のきっかけは平成19年に関西で有名なカット野菜工場様からの相談でした。
当時は殺菌料(さらし粉)とpH調整剤(コハク酸)との混合から生成される殺菌水を使用していましたが、食材(野菜)の殺菌試験結果が不安定でした。
そこで常に結果が安定し、加えて食材へのダメージが少なく、その後のすすぎ工程が軽減でき、さらに作業や労働環境が改善できれば・・・との飽くなき向上心から開発に取りかかりました。
以降、次亜塩素酸の殺菌や安定性、pH調整剤による急激なpHの低下など、様々な検証、度重なる改良の結果、塩素臭が少ない低塩低臭素酸タイプの次亜塩素酸ナトリウムと緩衝作用により塩素ガスを抑え安定性の持続する酢酸を組み合わせるジェスパが誕生しました。
ジェスパは次亜塩素酸を含有した殺菌水としてその製造方法を特許に出願し、平成27年10月2日に正式に特許原簿に登録されました。この特許権、2液混合方式では国内初の取得になります。
さらにジェスパは食品添加物工場で製造された食品衛生法に基づく食品添加物の殺菌料製剤です。
食品添加物とは厚生労働省が指定した食品や食材にも直接使用ができる品目で、その使用目的や効果によって保存料や着色料、香料などに分類されますが、ジェスパの主成分である次亜塩素酸ナトリウムは食品を殺菌するための殺菌料になります。
ジェスパの主成分の次亜塩素酸ナトリウムは、水に溶かすと遊離塩素になり、次亜塩素酸分子(HClO)と次亜塩素酸イオン(ClO¯)に分かれます。
殺菌力が高いのは次亜塩素酸分子(HClO)で、次亜塩素酸イオン(ClO¯)の80~100倍の殺菌力を誇ると言われており、次亜塩素酸分子(HClO)の含有量が殺菌力の決め手になります。
ジェスパは次亜塩素酸イオン(ClO¯)が大半を占める次亜塩素酸ナトリウムに酢酸を配合することで、pH値(水素イオン濃度)を弱酸性領域までコントロールし、その緩衝作用によって長期にわたり安定性を持続します。殺菌力の高い次亜塩素酸分子(HCIO)の割合を極限値まで増加させると共に、安全でかつ短時間で殺菌することができる製剤です。
アルコール(エタノール)製剤ではウイルス、細菌に対しては幅広い対応が困難です。
そこで次亜塩素酸の殺菌力が注目されるのですが、一般に販売されてる次亜塩素酸ナトリウムでは次亜塩素酸イオン(ClO¯)の含有量が大半なため、殺菌力が弱く、効果的な殺菌を得るためには、長時間の浸漬が必要となり、食品・調理器具にダメージを与えてしまいます。
その点ジェスパは、低濃度でありながら殺菌力の高い次亜塩素酸分子(HClO)の含有がほとんどなので短時間で殺菌が可能となり、食品や調理器具への影響も少なくなるわけです。
日々、色々な場所で使用するとなれば一番気になるのが刺激性です。
一般的な消毒用のアルコールはアルコール度数が75vol%以上と非常に高濃度で、効果が高い反面、皮膚や材質に影響を及ぼすことがあります。
それに対しジェスパ(N-80 塩素濃度80ppm)は弱酸性領域で低い塩素濃度ですので、低刺激で安心してご利用いただける殺菌料製剤です。
(刺激性検証試験・繊維の変色試験結果有り)
アルコール製剤は揮発によって除菌しますが、濡れたところでは濃度も落ち、揮発性を得られないため、効果がなくなってしまいます。
しかしジェスパは厨房や水まわりの濡れた環境でも殺菌効果を発揮します。
一般に販売されている次亜塩素酸ナトリウムは高濃度ですが、実は高濃度であれば、濃度劣化が早い段階で見受けられます。
表からも一般の次亜塩素酸ナトリウムは開封後100日で約40%の濃度が失活します。
いままで通りの希釈倍率では知らず知らずの内に効果が半減になっている事になります。ジェスパは低濃度で安定性が高いので濃度がほとんど落ちません。※保存状態により変わります(紫外線や温度に影響を受けやすい)
食品、食材の殺菌や、調理器具の除菌に使用したり、腐敗臭やアンモニア臭などの消臭から花粉のアレルゲン低減、ウイルス・細菌の温床である、トイレ、浴室のカビ対策から、室内・空間噴霧にまで、多種多様です。
施工映像
参考価格
適用範囲 | 内容 | 参考価格 |
---|---|---|
食品用 |
ジェスパN-80 20リットル入り |
9,800円(税別) |
食品用 |
ジェスパN-1000 10リットル入り |
15,800円(税別) |
備品用 |
カンタン ジェスパ 500mlボトル |
1,900円(税別) |
容器 |
備品用スプレーヤー(空容器) |
450円(税別) |
容器 |
手指用ポンプボトル(空容器) |
600円(税別) |