岐阜市教育委員会は14日、茜部小学校(同市茜部新所)で、児童と教員の計98人が吐き気や嘔吐(おうと)の症状を訴え、欠席・早退した、と発表した。原因は不明。発症者は学年ごとにばらつきがあり給食の影響は考えにくいという。ノロウイルスなど感染性胃腸炎による集団感染の可能性もあるとみて校内の消毒を行った。
市教委によると、14日の欠席児童が前日比約3・5倍の81人に急増。うち62人が吐き気や嘔吐を訴えており、さらに児童35人が同じ症状で早退。男性教諭1人も吐き気で早引きしたという。現在のところ重症者はいない。
欠席・早退の児童は1年生29人、6年生23人など。同じ症状のあった教員3人の便を15日に調べ、原因がノロウイルスか判断する。
1年生の1クラスは児童32人のうち13人が症状を訴えて欠席したため14日午後の授業を取りやめ、15日は学級閉鎖とした。
岐阜新聞社 2016/12/15